【なぬ?】育毛成分リデンシルはミノキシジルの2倍の効果だと?

また、新しい育毛成分がでてきたので勉強しました!学んだことを整理するつもりで、記事にしていきたいと思います。

今回は「リデンシル」という成分!

育毛成分リデンシルって何?

日々進化し続ける育毛業界で「キャピキシル」や「ピディオキシル」に続き、新しく注目を浴びる成分が登場しました!

その成分が「リデンシル」です。

リデンシルはスイスの化粧品メーカーが開発した成分で、臨床試験によって、これまでの育毛成分と同等以上の育毛効果が確認された期待の成分です。

リデンシルは、植物から抽出した成分とグリシン、ピロ亜硫酸Na、塩化亜鉛など複数の原料を適切な配分し、高い育毛効果を実現しています。

毎年海外で開かれる化粧品原料展示会「in-cosmetics」でもリデンシルの効果が認められ、『銀賞』を受賞しました。in-cosmeticsは化粧品業界では世界最大規模の展示会で、とても由緒ある賞ですね。

400707_1【出典元:http://www.in-cosmetics.com/

実はキャピキシルも、2011年にin-cosmeticsで銅賞を受賞しています。あのキャピキシルでさえ銅賞でしたが、このリデンシルは銀賞!

リデンシルの育毛効果にはかなり期待が持てますね。

リデンシルの育毛効果を実験データから説明!

リデンシルは再生医療の分野にまで踏み込む効果

プロペシアと癌

リデンシルを構成する成分には、特許を取得した成分がいくつも含まれています。特許を取れるということは、実験により効果が証明されていることです。

特許成分のなかでも、ジヒドログルコシド(DHQG)や、EGCGグルコシド(EGCG2)は、他の育毛剤には配合されていない有効な成分。これらの成分は、毛包幹細胞に働きかけ、髪の再生を促す効果が確認されています。

幹細胞に働きかけるという効果は、いわゆる「再生医療」の分野。育毛剤によく使用されている育毛効果が高いとされている成分でも、ここまで踏み込んだ成分はほとんどありません。

ミノキシジルの2倍の効果!?

リデンシルには、あのミノキシジルよりも優れている効果があるという、実験結果もでています。

リデンシルを開発したメーカーによる実験では、ミノキシジルの2倍もの育毛効果が確認されています。

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AGA患者の毛包に対して、リデンシル1%とミノキシジル1%を塗布し、毛包の成長を比べました。

10日間の使用で、ミノキシジルは118%の成長が見られたところ、リンデンシルは214%も成長するという結果に。

結果を見てのとおり、リンデンシルはミノキシジルの約2倍も毛包が成長したということですね。

しかもリデンシルは、効果の持続力も高そうです。

実験結果を見ると、ミノキシジルは7日~10日にかけてはそれほど成長力を維持できていません。その点、リデンシルは、7日を過ぎても成長力は高いままです!

リデンシルはバルジ領域に作用する

リデンシルがこれほどまでに高い育毛効果を示すのは、バルジ領域という部分に作用しているからだと考えられます。

バルジ領域というのは、頭皮の毛包幹細胞が密集している部分のことです。バルジ領域は再生医療の現場では大変注目されており、髪の再生どころか、全身の皮膚や神経までも再生する力があるとされています。

幹細胞というのは、分裂を繰り返すことで、自分と同じ細胞にもなれるし、他の細胞へと生まれ変わることも出来る万能細胞のこと。幹細胞は、体のどこかがケガなどで傷つくと、その場所に集まり、損傷したのと同じ細胞へと変化することで、組織を修復することができます。

この幹細胞は、バルジ領域以外にも、体のここかしこに存在しています。バルジ領域の毛包幹細胞の役割は、髪や頭皮に損傷があると、組織を修復するために活性化し、頭皮や髪を生み出す細胞へと生まれ変わることです。

日本研究皮膚科学会においても、バルジ領域の幹細胞の可能性について発表されています。

発表された研究では、バルジ領域の幹細胞によって、損傷した皮膚や神経組織の再生が有意に促進されたという結果が得られています。

400707_2【出典元:http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/80-07-04.pdf

リデンシルはバルジ領域の幹細胞を直撃!

リデンシルは、バルジ領域の幹細胞に直接働きかけることで、髪の成長に欠かせない毛母細胞を増殖させることが期待できます。

リデンシルに配合されるDHQGには、細胞の自滅(アポトーシス)から幹細胞を保護する作用があり、毛包幹細胞の分裂を活性化する効果があります。つまり、髪の成長力を高め、ヘアサイクルを安定化させることができるということですね。

バルジ領域の毛包幹細胞に着目した成分はリデンシルの他にはほとんどありません。リデンシルには、確かな育毛効果があると見て間違いなさそうです。

もちろん、DHQGの育毛効果も実験により確認されています。

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リデンシルに配合されるDHQGと成長因子bFGFとの比較実験において、DHQGはヒト線維芽細胞、真皮乳頭細胞(HFDPc)の活性が25%近くも増加しており、bFGFよりも高い活性を示しています。

DHQCには、髪の代謝を活性化させる高い効果があるということですね。

炎症性サイトカイン(IL-8)を抑制

炎症を形成する重要な伝達物質にインターロイキン-8(IL-8)という物質があります。リデンシルのEGCG2には、このIL-8を抑えることで炎症を防ぐ効果があります。

IL-8は生活環境による刺激によって放出され、頭皮が赤く腫れたり、かゆみなどの異常を引き起こすことにつながります。

IL-8の放出によって頭皮の炎症が引き起こされると、髪が抜け落ちてしまう可能性が高まるので、なんとしても食い止めなくてはいけません。

リデンシルのEGCG2にはIL-8阻害作用が確認されており、頭皮が炎症を起こすことを防ぎ、正常な頭皮環境を維持する効果が期待できます。

正常な頭皮環境は、抜け毛を防ぐだけでなく、育毛剤の効果を十分に発揮させることや、髪の成長力を促すことにもつながります。

育毛を考えたときには、炎症などを防ぎ頭皮環境を整えることはとても大切です。こちらも、実験により確かな効果があるとわかっています。

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培養した頭皮の細胞に、人工的にIL-8を増加させ、EGCG2で処理をするという実験を行いました。その結果、EGCG2処理をすることでIL-8の放出を21%減少させることが出来ました。

また、IL-8の減少だけでなく、活性酸素による頭皮の老化を防ぐという抗酸化作用もあります。EGCG2は頭皮環境を整えるのに多角的にアプローチすることが期待できますね。

臨床試験でも育毛効果を確認

実験だけでなく、実際にAGA患者に使用してもらう臨床試験でも、リデンシルの効果は確認されています。

400707_5※グラフの出典元:https://www.redenhair.com/en/content/15-redensyl

18歳~70歳までの中程度のAGA患者に、3ヶ月間3%濃度のリデンシルを使って貰った結果、次のような結果が得られました。

  • 成長期の髪が9%アップ
  • 休止期の髪が17%ダウン
  • 髪の密度が平均8%アップ

これらの効果は、リデンシルを1ヶ月使用しただけではほとんど見られませんでしたが、3ヶ月使用することで有意な変化が得られました。リデンシルの効果を実感するためには、長期使用が必要ということです。

また、医師の診断によると臨床試験に参加した人の85%に改善が見られ、自己評価においても71%の人が改善を自覚するという結果が得られています。

リデンシル配合の育毛剤はDeeper3Dが有名

Deeper3Dはリデンシルを高濃度で配合

「Deeper3D」といえば、キャピキシル5%配合の有名な育毛剤ですね。

そのDeeper3Dが2016年5月に大幅リニューアル!最新の育毛成分「リデンシル」など、新たな成分をたくさん配合してきました。

そして、Deeper3Dのリデンシル濃度は5%と業界トップクラスです。

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先ほど紹介した実験や臨床試験の結果は、すべてリデンシル濃度1%~3%のものです。

Deeper3Dは5%という高濃度でリデンシルを配合。低濃度でもあれほどの効果がでたのですから、濃度の高いDeeper3Dには、高い育毛効果が期待できますね!

ピディオキシジルの時代は終わった!?

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Deeper3Dは、キャピキシル+リデンシルという構成ですが、似た構成の育毛剤もありますよね。

キャピキシル+ピディオキシジルなんかはその代表例です。

このピディオキシジルは、ミノキシジルと同等の育毛効果があるとされる成分。副作用もない優秀な成分です。

ただ、リデンシルと比べるとやや分が悪い印象。もちろん、ピディオキシジルでも育毛効果は期待できますが、リデンシルはミノキシジルの2倍の効果。実験結果から見てもリデンシルの方が育毛効果は高そうですよね。

これからは、キャピキシル+リデンシルの時代となるかもしれませんね。実験データ上では、キャピキシル+ピディオキシジルを超えた育毛効果を持っていることは疑いようがありません。

Deeper3Dの最大の欠点は価格

これほどまでに高い育毛効果が期待できるDeeper3Dですが、すこしマイナス要素もあります。

Deeper3Dは、価格が1本14,100円と高価なのがネックですね。

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Deeper3Dには強力な育毛効果があると思うのですが、他の育毛剤などと比べても、やはり価格の高さが目に付いてしまいます。

リデンシル配合で最安はバイタルウェーブスカルプローション!

キャピキシルとリデンシル配合なのに安い!

キャピキシル+リデンシルの中でも低価格なのが、「バイタルウェーブスカルプローション」です。

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60ml入り1ヶ月分で本体価格8,200円。

Deeper3Dの6割くらいの価格ですね。キャピキシルとリデンシルの両方が含まれていてこの価格は、かなり安いと思います。

しかも、継続購入することで、本体価格が安くなるキャンペーンもしています。キャンペーンを利用すると、初回価格8,200円のところが、7,980円まで下がります!

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キャピキシル+リデンシル配合の育毛剤もいくつかありますが、価格だけで見ればコレで決まりですね!

バイタルウェーブスカルプローションにも弱点が!

バイタルウェーブスカルプローションにも弱点があります。

その弱点とは、リデンシルの配合量。

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バイタルウェーブスカルプローションは、リデンシルがどれくらい配合されているか公開されていません。

一応、リデンシルと他8成分を合わせて1.5%ということが書かれていますが、具体的な数値は秘密にされています。

実験によると、1%でも十分な育毛効果が期待できそうでしたが、バイタルウェーブスカルプローションには何%配合されているのでしょうか?

ただ、最大でも1.5%ということは、Deeper3Dの単独5%とは雲泥の差ということは間違いありませんね。価格もその分安くて良いのですが。

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フコイダンの発毛力!

リデンシルが少なそうというのは、ちょっと残念な点ですが、他8成分の中で「フコダイン」が配合されているのは魅力的です。

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フコイダンに含まれるFGF-7は、発毛促進因子とも言われるほどの効果を持っており、数多くの学術論文が書かれるほどの注目を浴びている成分です。

FGF-7は扱いが難しいため臨床試験データは多くはありませんが、日本EGF協会によって行われた臨床試験では、男性で70~80%、女性で90%の髪の改善が見られました。

400629_4【出典元:http://egf-association.jp/fgf-7.htm

成分を見れば効果にはそれなりの期待がもてます。あとは配合量が上がってくれれば最強ですね。

まとめ

育毛成分の中でも、M-034、キャピキシル、ピディオキシジル、リデンシルの4つが今後の主流になるのではないでしょうか。

どれも実験によって効果があることが裏付けられている成分です。しかも副作用もないので、これから多くの育毛剤に配合されることになりそうです。

それぞれの効果をミノキシジルと比較をしているので、ここでおさらい。

キャピキシル(3倍)>リデンシル(2倍)>ピディオキシジル=M-034=ミノキシジル

実験データを比較するとこんな感じになります。

もちろん、そのまま数値どおりの効果が出るとは限りません。体質に合うかどうかや頭皮環境など、いくつもの条件で効果の出方は変わります。

ただ、これらの成分が配合されている育毛剤なら、確かな効果が期待できますね。配合成分や配合濃度と価格を見比べ、予算にあった育毛剤を試してみましょう。