カロヤンガッシュの効果と【本当にある】副作用!

カロヤンガッシュとは?

「カロヤンガッシュ」とは、第一三共ヘルスケアから発売されている育毛剤です。

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発毛促進成分である「塩化カルプロニウム」を配合していることが売りで、1973年に初代カロヤンが発売されて以降、数度のリニューアルを経て誕生しました。

製造元の第一三共ヘルスケアは、国内の医薬品業界第5位の第一三共の完全子会社であり、商品への安心感は高いです。

カロヤンガッシュの効果は塩化カルプロニウムがカギ!

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カロヤンガッシュの売りである「塩化カルプロニウム」は、血管拡張による血流促進によって、髪の成長を促す効果をもっています。

塩化カルプロニウムは、厚生労働省から第3類医薬品として認可されているので、その発毛促進作用は本物でしょう。

塩化カルプロニウムは、当初、医療医薬品として病院で処方されていた成分ですが、その後、安全性が確認されたたため、一般用医薬品として販売できるようになりました。

臨床試験データが示す発毛促進効果

医薬品として認可されるためには、臨床試験をしなくてはいけません。塩化カルプロニウムの臨床試験データは、第一三共によって公開されています。

塩化カルプロニウムは、塗ってすぐにその効果があらわれます。塗って1~3分後には、血流量が150%アップ。

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その後、ゆるやかに減少していきますが、30分後でも120%以上の効果を持続しています。

その作用により、AGAをはじめとした、様々な薄毛症状に効果を発揮します。塩化カルプロニウムによる、AGAの改善率は30.2%。軽度改善を含めると89.5%の人に良い変化がみられました。

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大幅な改善はむずかしいかもしれませんが、「なんとなく良くなったかも」という実感はできそうな気がしますね。

※【出典元:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/products/hairgrowth/

塩化カルプロニウム以外の成分は少し弱い!?

カロヤンガッシュには、塩化カルプロニウム以外にも、「チクセツニンジンチンキ」「カシュウチンキ」「ヒノキチオール」という生薬も配合されています。

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これらの成分は、発毛促進というよりは、頭皮環境をよくすることが目的の成分です。カロヤンガッシュは、塩化カルプロニウムによる発毛促進に期待する育毛剤ということですね。

これらの生薬についても、そのような効果が期待できるのか紹介しておきます。

チクセツニンジンチンキ

チクセツニンジンチンキとは、竹節人参というウコギ科の植物から抽出した成分です。

育毛剤によく配合されているニンジンエキスと比べると、血行促進作用は劣っていますが、細胞活性を高める効果では優っていると考えられています。

カロヤンガッシュでは、おもに塩化カルプロニウムとチクセツニンジンチンキの2つの成分によって、発毛促進させています。

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カシュウチンキ

カシュウチンキは頭皮環境を整える働きをもつ成分です。頭皮の脂質量を下げることで、毛穴の目詰りなどによって抜け毛が増えることを防いでくれます。

この成分単体では発毛を促進するような効果は見込めないので、他の育毛成分をサポートするような成分だと思います。

ヒノキチオール

ヒノキチオールも、他の育毛成分のサポートをする成分です。抗菌作用があるため、フケやかゆみといった症状を抑えてくれることが期待できます。

シャンプーでも使われることがありますが、肌への刺激性が認められているため、0.25%以下という低い濃度でしか使われることはありません。

デメリット① 抜け毛を防ぐ成分がない!?

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カロヤンガッシュの、発毛促進が期待できる成分は、塩化カルプロニウムぐらいです。おまけとして、チクセツニンジンチンキがあるくらいで、あまり多くの成分は配合されていません。

育毛剤として見たときに、一番気になるのは、抜け毛を防ぐ成分がとても弱いというところです。

抜け毛の原因として、最も対策する必要があるのがDHTです。これは頭皮の5αリダクターゼによって生成される物質ですが、この生成を防ぐ成分がカロヤンガッシュには配合されていません。

私が使用しているチャップアップには、DHTに対抗する成分はいくつも配合されています。

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ここで簡単に、チャップアップに配合されているDHT抑制成分を紹介します。

オウゴンエキス

オウゴンエキスは、天然の植物から抽出した成分です。オウゴンエキスのもととなる、シソ科の植物オウゴンは、昔から漢方として使われていました。

オウゴンエキスの主成分はフラボノイドというもので、イソフラボンのような働きが期待できる成分です。フラボノイドは、DHTのもととなるホルモンの分泌を抑えることで、DHTの生成を抑制してくれます。

チャップアップと同様に、オウゴンエキスを配合しているブブカの公式サイトでは、77%も抑制すると書かれています。

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ヒオウギエキス

ヒオウギエキスは、育毛剤にはよく用いられる成分で、DHT抑制効果が高いことが知られています。

ヒオウギエキスの主成分であるイソフラボンには、女性ホルモンのような働きがあるとされており、過剰に分泌された男性ホルモンとの間でホルモンバランスを整えることが期待されます。

また、イソフラボンには5αリダクターゼの働きを抑える効果もあり、男性特有の抜け毛症状に効果的です。

ビワ葉エキス

ビワ葉エキスには、脱毛シグナルを発信させるFGF-5という物質を抑える働きがあります。これは、ビワ葉エキスに含まれるアミグダリンとい成分が関係していますが、このアミグダリンには、細胞の修復を促進知るという効果もあります。

FGF-5を抑えることで抜け毛を防ぐだけでなく、傷んだ髪や頭皮を修復し、育毛剤の効果を高めることも期待できます。

チョウジエキス

チョウジエキスも、フトモモ科の天然植物由来の成分です。オウゴンエキスと同じようにフラボノイドの働きで、DHTの生成を抑制してくれます。

デメリット② 塩化カルプロニウムには副作用がある

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塩化カルプロニウムの発毛促進の効果は、臨床試験データをみてもわかるとおり、多くの人に効果がでるのではないかと思います。

ただし、塩化カルプロニウムには副作用があることも知られています。

はじめの方で、塩化カルプロニウムは第3類医薬品であると紹介しましたが、一般医薬品は第1類~第3類などのリスク区分によって分類されています。

リスク区分という言葉からもわかるとおり、塩化カルプロニウムは副作用の恐れがある医薬品だということです。第3類は比較的副作用の症状が軽い分類ですが、それでも副作用があるということにかわりありません。

ちなみに、副作用の恐れがほとんどない成分は、チャップアップのように医薬部外品という区分に分類されることがほとんどです。

臨床試験データが示す副作用の症状

臨床試験では、塩化カルプロニウムが原因とみられる副作用の発症率は3.5%でした。数字をみると少ないような印象ですが、なかには中等度の症状もあり油断できません。

400816_7【出典元:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/products/hairgrowth/

副作用の症状としては、悪寒、かゆみ、接触性皮膚炎、臨床検査値異常などが確認されています。発症率自体は低いため、あまり心配はいらないとは思いますが、念のため頭に入れておきたいです。

また、日本皮膚科学会でも「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」という評価なので、そこまで大きな期待はしないほうがよいのかもしれません。

400816_12【出典元:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

カロヤンガッシュの価格はチャップアップとほぼ同じ

カロヤンガッシュのメーカー希望小売価格は税込7,200円です。

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カロヤンガッシュは、販売店によって価格差があるかもしれませんが、それほど大きな開きはないと思います。

チャップアップの価格は単品購入だと7,400円ですが、定期コースを利用することで大幅に安くなります。

2本セットの定期コースでは1本あたり6,000円となり、カロヤンガッシュより安い!

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サプリ付きが一番人気で、9,090円になります。サプリに含まれるノコギリヤシやマカなどの成分で、精力が増すなどの嬉しい効果も期待できます。

定期コースといっても、1回だけで解約でき、数回継続などの縛りはありません。

まとめ

カロヤンガッシュも良い育毛剤だとは思いますが、副作用があるのがすこし怖いですね。塩化カルプロニウムによる発毛促進は魅力ですが、実際に使うのはためらっていまします。

まずは副作用の心配がないチャップアップからはじめてみるのが良いと思います。発毛促進効果以外は、チャップアップの方が期待度が高いので、オールマイティな効果をもとめるならチャップアップでしょう。

育毛だけでなく、DHTの生成を抑制する効果など、薄毛の原因に幅広く対応しているのでオススメできます。

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チャップアップの超くわしい解説記事はこちらcheck!