夜型の生活は、みなさんが思っている以上に育毛にとって悪い習慣です。
睡眠不足が慢性化すると極めて髪に悪影響となります。

とはいえ、会社では残業続きで、帰宅すると23時。そこからいろいろしていたら床につくのは午前1:00〜2:00という人は少なくないと思います。
しかし、意識するとしないとでは大違い。
少し早く帰ってもテレビをだらだら見たり、ゲームをしたり、目的のないネートサーフィンをしたり、、

「睡眠の乱れ」は「髪の乱れに」なります。
睡眠が育毛になぜ関連するかを理解し、ゆっくりでいいので夜型人間から脱却していきましょう。

育毛には成長ホルモンが必要

成長ホルモンは午後10:00〜02:00の間に分泌されます。
まず、ここをしっかり覚えていてください。
成長ホルモンは、起きているときの何倍も睡眠時間に分泌され、特に多く分泌される時間帯が午後10:00〜02:00になります。
エジソンが電球を開発するまでは、多くの人がこの時間にしっかり成長ホルモンを分泌していたんでしょうね。

成長ホルモンとは、細胞分裂を促進させて、損傷を受けた細胞を再生させるモノです。
成長ホルモンは、身体のより重要な箇所から修復にむかいます。
髪は生命維持のためにそれほど重要ではない箇所です。
つまり、夜型生活により成長ホルモンの分泌が減ると、髪にまで細胞再生のパワーがいかない、ということです。
お忘れにならないように、髪も立派な細胞の集まりなのです。

寝る時間が大事な理由

人間の身体は、日がのぼり活動を開始し、日が沈むと活動を停止して寝る。
そういうように、原始の時代からプログラムされてます。
そのため、成長ホルモンが分泌される時間もだいたい決まっています。

睡眠時間はたっぷり8時間でも、午前2:00〜10:00の睡眠では、育毛にはそれほど効果はないのです。
もちろん、睡眠不足による体力低下状態よりはマシではありますが。

人間の体温はメラトニンによって調節されています。
メラトニンの分泌が終わる午前4:00くらいからは身体は活動開始の準備に入ります。つまり体温は上昇していきます。
極端にいえば、午前4:00以降の睡眠は身体の修復活動はほぼ終わっている状態で、身体は起きようとしているのです。
その時間の睡眠は当然浅い眠りとなり、身体の疲れもとれません。
夜型人間が、日々だるそうにしているのはこのためです。

その他のメリット

髪だけでなく、日々の活動力も朝型人間の方が優れています。
雑誌「プレジデント」の調査で社長の一日のスケジュールを公開していましたが、誰もが午前5:00くらいには起きて活動していました。

朝型の生活は、他にも「肥満防止」「免疫力強化」「集中力強化」など、いいことばかりです。
個人的には、朝昼夜と三分割してスケジューリングできることが、一日を長く感じれて大きなメリットになっています。