2016年9月にイクオス本体とイクオスサプリをリニューアルした「株式会社キーリー」ですが、シャンプーにも手を加えました。
イクオスブラックシャンプーという商品。リニューアル前は、シャンプー展開はしていなかった記憶です。リニューアルとともにシャンプーも販売するようになったわけです。
これがなかなかイイ!
ラウリル硫酸&ラウレス硫酸に言及!
イクオスブラックシャンプーの公式サイト冒頭に、このような記述があります。
ラウリル硫酸とラウレス硫酸、どちらかが入ったシャンプーは頭皮に悪いこと。育毛通であれば当たり前のことです。でも、しっかり明記しているのは初心者にとってありがたいですよね。
ラウリル硫酸&ラウレス硫酸が頭皮に悪い理由
シャンプーについて調べると、真っ先にでてくるのが、「ラウリル硫酸」と「ラウレス硫酸」です。どちらも肌への刺激が強い成分ですが、なぜ頭皮に悪いのか簡単に解説したいと思います。
ラウリル硫酸は最悪の成分
ラウリル硫酸は、シャンプー用の洗浄成分としては最悪です。頭皮のことを考えている人なら、絶対に使用を避けたい成分ですね。
ラウリル硫酸は、非常に強い洗浄力を持つ成分です。皮脂だけでなく、髪についたホコリやゴミ、整髪料などを落とす力は最強クラス。しかも、分子サイズが極小なので、皮膚や毛穴への浸透力も高いです。
毛穴の皮脂汚れも強力に洗浄してくれるので一見ありがたく感じますが、肌へのダメージは甚大なものになってしまいます。
皮脂を洗浄しすぎるのは良くない
皮脂というのは頭皮のバリアとしての役割があり、必要以上に洗浄してしまうと、思わぬ肌トラブルにつながってしまいます。それゆえ、洗浄力が強すぎる成分といのは、本来シャンプー用としては不適切なのです。
ラウリル硫酸は洗浄力が強力な上に分子が小さく浸透力も高いので、頭皮の皮脂を根こそぎ落としてしまいます。皮脂がなくなった頭皮は刺激に敏感になり、炎症を起こす危険性も高くなります。
また、頭皮を守るため急いで皮脂を分泌しようとするので、しばらくすると逆に皮脂が過剰になることもあります。
ラウリル硫酸はもはや洗浄成分ではない!?
ラウリル硫酸には、タンパク質を変性させる性質があります。ほとんどの洗浄成分には同様の性質がありますが、ラウリル硫酸は際立って強力です。
そのため、化学実験ではタンパク質を変性させるための薬品として使用されることもあります。
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。タンパク質が変性してしまうと、硬化したり溶解しやすくなったりと、もとの状態には戻れなくなってしまいます。
つまり、変性してしまうのは、髪にとっては取り返しのつかない大ダメージということです。
洗い残しによって頭皮にラウリル硫酸が残ると、髪や頭皮のタンパク質が変性してしまう恐れがあります。しっかりと洗い落とせば、そのリスクは軽減されます。
しかし、ラウリル硫酸は分子サイズが小さく、奥深くに浸透してしまうので、完全に洗い落とすことは困難です。
ラウレス硫酸はまだマシだけど刺激は強い
ラウレス硫酸は、ラウリル硫酸を改良してできた洗浄成分です。ラウリル硫酸による肌トラブルの報告が増えてきたため登場しました。ラウリル硫酸よりは肌への刺激性は低ですが、育毛を考えている人なら避けるべき成分です。
ラウレス硫酸は、ラウリル硫酸の分子サイズを改良した成分。ラウリル硫酸は分子サイズが小さいために、刺激が非常に強い成分でした。そこで、ラウリル硫酸に分子サイズが大きい別の成分を結合させて、浸透力を弱くしたのがラウレス硫酸です。
ラウレス硫酸は、分子サイズが大きくなったため、頭皮への浸透力が弱くなりました。そのため洗い残しが少なく、頭皮や髪に深刻なダメージを与えるリスクは低くくなったといえます。
しかし、依然として洗浄力は高いので、頭皮表面の皮脂はゴッソリ奪われてしまいます。先ほども説明したとおり、皮脂は頭皮のバリアとして必要なので、これほどまでに強い洗浄力はシャンプーとしては不適切かもしれません。
ラウリル硫酸とラウレス硫酸はダメ!
ということです。
イクオスブラックシャンプーに育毛効果はあるの?
脱毛原因である5αリダクターゼを抑制する成分
イクオスブラックシャンプーの成分をみて、おどろきました。チャップアップの注目成分である、「オウゴンエキス、ヒオウギエキス、ビワ葉エキス」が配合されています。
※画像にはないけどヒオウギエキスもバッチリ配合
これらは、抜け毛の原因とされている5αリダクターゼという酵素をブロックしてくれる成分なのです。チャップアップ、ブブカに配合されており、イクオス本体にも配合されています。
プラス、シャンプーにも配合してくるとは驚きました。(ちなみにチャップアップシャンプーは配合されていません)
オウゴンエキス
オウゴンとは、コガネバナの根の周皮を取り除いて作られる生薬です。その主成分であるフラボノイド(バイカリン、バイカレイン)には様々な効能があり、古くから漢方薬として使用されてきました。
オウゴンエキスの効能として、最も一般的なのは抗炎症作用です。シャンプーの洗浄成分によっては、頭皮が炎症を起こしやすくなってしまいますが、オウゴンエキスの抗炎症作用によって頭皮環境を整えることが期待できます。
また、5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きを阻害し、AGAの原因であるDHTの生成を抑えることもできます。ブブカの公式サイトでは、オウゴンエキスが脱毛の原因を77%もブロックすると書かれています。
薄毛に悩む人にとっては、かなり期待できる成分です。
ヒオウギエキス
ヒオウギエキスとは、ヒオウギと呼ばれる植物から抽出したエキスです。ヒオウギは生薬としては射干(やかん)という名前で呼ばれ、古くから中国などでも利用されています。
ヒオウギエキスの主要な成分はイソフラボンです。イソフラボンとはいっても、大豆に含まれる大豆イソフラボンとはすこし違うのですが、育毛への効果はそれ以上とも言われています。
【出典元:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/298.html】
AGAの原因であるDHTは、男性ホルモンが5αリダクターゼによって変化したものです。イソフラボンは女性ホルモンと似た構造をしているため、男性ホルモン増加によるホルモンバランスの乱れに作用し、抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
また、フラボノイドと同様に、5αリダクターゼの働きを阻害する作用も持っています。
ビワ葉エキス
ビワ葉エキスに含まれるアミグダリンには、抜け毛を防ぐ効果があると言われています。アミグダリンはもともと、毒性がある成分だと思われていましたが、研究によりその有効性が数多く確認された期待の成分です。
アミグダリンには、成長因子の一つであるFGF-7の生成を促進する効果があると言われています。FGF-7は毛母細胞の分裂を促進することで、抜けにくい健康的な髪をつくる効果が期待できます。
さらに、ビワ葉エキスにも5αリダクターゼの働きを抑えて、DHTの生成を抑える働きがあります。
髪の成長を助けるだけではなく、抜け毛を抑えることも期待できるなど、幅広い効果が期待できます。
保水力があるので乾燥肌の人にはもってこい!
イクオスブラックシャンプーの保水力は、そこらのシャンプーとは比べ物にならないくらい高いです。大きな特長ですね。
その保水力の秘密は「スイゼンジノリ多糖体」。聞きなれない成分ですが、スイゼンジノリ多糖体の保水力はヒアルロン酸の約6倍もあります。
シャンプー成分としては、バツグンの保水力をもっています。
スイゼンジノリ多糖体の原料は、九州の阿蘇山でしか育たない貴重な天然ノリです。しかも、その天然ノリからとれるスイゼンジノリ多糖体は、1kgあたり7gというごく少量。
非常に希少価値の高い成分です。市販のシャンプーではめったに使用されていません。
スイゼンジノリ多糖体で保水ベール
保水力は髪だけではなく、頭皮の保護にも効果を発揮します。シャンプーによって皮脂が洗浄されてしまうと、頭皮のバリア機能が弱まってしまい、外部からの刺激を防げなくなってしまいます。
シャンプー後の刺激としてよく言われているのが、枕や布団に付着しているダニのフンや死骸です。皮脂が洗浄された頭皮では、これらのアレル物質による刺激を受けて炎症などの異常が起きることがあります。
このような症状を防ぐためにも、スイゼンジノリ多糖体による保水ベールで、頭皮内部のうるおいが逃げるのをブロックすることは大切です。
乾燥フケに悩んでいる人には超オススメ
肩にパラパラと落ちてくるフケに悩んでいませんか?
このフケは乾燥フケといって、シャンプーの洗浄力が強すぎるときによく見られる症状です。皮脂が奪われすぎることが原因で、頭皮が過剰に乾燥するとこような乾燥フケがでてきます。
乾燥フケを防ぐには、頭皮のうるおいを保つことが重要です。頭皮が弱い人にとって、市販のシャンプーでは保水力は弱い上に、洗浄力が強すぎるため、乾燥フケがでやすいです。
私も市販のシャンプーでは乾燥フケがでてしまうので、シャンプー選びにはこだわりがあります。いろいろ試した末に今使っているのは、チャップアップシャンプー。
このシャンプーではフケが出ないので満足しています。
イクオスブラックシャンプーも保水力に力を入れているので、フケに関しては同じように大丈夫だと思います。
イクオスブラックシャンプーの全成分
ちなみに、イクオスブラックシャンプーの全成分はこちら。
▼イクオスブラックシャンプー
ちなみにちなみに、イクオスブラックトリートメントの全成分はこちら。
▼イクオスブラックトリートメント
どちらにも「オウゴンエキス、ヒオウギエキス、ビワ葉エキス」が配合されています。シャンプー&トリートメントなのに贅沢!
これはあまりないですね。
というより、初かも!?
洗い流すので頭皮にはあまり浸透しないとは思いますが、マッサージをすれば少しは浸透するでしょう。ですので、育毛効果は期待できそうです。
もちろん、男女兼用なので女性も使用できます。夫婦で兼用してもいいですね。
イクオスブラックシャンプーは安い?人気商品と比較付き
人気の育毛シャンプーと、イクオスブラックシャンプーの価格を比較してみました。
イクオスブラックシャンプー | ウーマシャンプープレミアム | プレミアムブラックシャンプー | チャップアプシャンプー | |
内容量 | 250ml+250ml | 300ml | 400ml | 300ml |
定期コースの価格 | 5,980円 | 3,460円 | 4,666円 | 3,280円 |
1回目で解約可能 | ○ | ○ | × | ○ |
価格を比べてみると、一番安いのはチャップアップシャンプーの3,280円です。イクオスブラックシャンプーは5,980円で一番高いですね。
しかしここで注目したいのが、イクオスブラックシャンプーはトリートメントとセット価格ということ。トリートメントは、髪の内部に栄養成分を染み込ませ、ダメージを補修する目的で使います。
シャンプーとトリートメントのセット価格なので、単純には比較できませんが、ほかと比べて高くはないと思います。2本で5,980円なので、むしろ安いかもしれませんね。
ウーマシャンプープレミアムも安めですが、こちらは洗浄成分がオレフィン(C14-16)スルホン酸Naという「ラウリル硫酸Na」と同じくらい強力なものなので、あまりおすすめできません。
ここでは定期コースの価格で比較していますが、基本的に1回目から解約可能です。気に入らなければ、すぐに他のシャンプーに乗り換えられます。
ただし、プレミアムブラックシャンプーだけは3回継続の縛りがあるので気をつけたいです。
イクオスブラックシャンプーのデメリットは?
イクオスブラックシャンプーは成分良し&価格良しで、スペックは文句の付けどころがありません。ただ、トリートメントとセットじゃないと購入できないという点はデメリットかもしれません。
トリートメントは髪の痛みを補修するものなので、髪の痛みが目立ちやすい長髪の女性向けの商品といえます。短髪の男性には、普通トリートメントは不要ですね。
価格もトリートメントの分だけ、ちょっと高くなってしまいます。正直、シャンプーだけの単品で購入できれば、ありがたいなと思います。
【追記】
要望がいっぱいあったんですかね。
いまはシャンプーだけ購入することができます!
くわしくは公式サイトcheck!を見てくださいね!
まとめ(ぶっちゃけ育毛剤とサプリでOKかな)
イクオスブラックシャンプーについて、紹介してきました。髪や頭皮に悪い洗浄成分は全く使われていません。配合成分については、言うところはありません。
市販のシャンプーよりも格段に低刺激な洗い心地で、炎症などの抜け毛につながる症状も起こりにくいですね。
オウゴンエキスやヒオウギエキス、ビワ葉エキスなど、抜け毛対策の成分もしっかり配合されているところも良いですね。育毛をしたい人にピッタリのシャンプーだと思います。
ただし、価格がちょっと高いですね。シャンプーとトリートメントがセットなので価格は仕方がないとは思いますが、できるならシャンプー単体にして、価格を抑えてほしいです。
私が使っているのはチャップアップシャンプーですが、今のところ十分満足できています。頭皮への刺激は感じませんし、フケも減ったのでしばらくはこちらを使い続けようと思います。(イクオスブラックシャンプーがシャンプー単体で購入できる日がくるまで静観)
もしトリートメントを使うなら、イクオスブラックシャンプーを是非検討してみてください。結婚している人なら、妻がトリートメントを使えば、お得でオススメです!
今回のリニューアルでは、やっぱりイクオス本体とイクオスサプリEXの変わりようがスゴイです。是非、リンクから参照してみてください。
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とはいえ、育毛シャンプーの類は頭皮環境を正常にするだけで、育毛力はないです。。。
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育毛するなら、育毛剤とサプリで十分かなって思います。育毛剤イクオスは頭皮環境も正常化してくれるし(✧◡✧)
とはいえ(二回目)、市販のシャンプーはダメです!私はすぐ乾燥フケがでます。保湿成分ミジンコなのに洗浄力が強すぎるんですね。
イクオスシャンプーを使う意味は大いにありますよ( ー`дー´)キリッ